full moon in the blue heaven
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12/2/22 People In The Box『Citizen Soul』release tour @横浜Club Lizard
ピープルのライブに行ってきた。さんかいめ。
1回目は2011/11/11、限定発売シングルのリリースイベント、
2回目が2012/01/21、9mm parabellum bulletとの対バンライブ、そして
3回目が2012/02/22、ミニアルバムのリリースツアー。
わざわざ三つ並べて書いたのは0〜2までの数字だなぜんぶ!と思って。そんだけ。
会場のリザードは初めて。職場の近くすぎて驚く。
いちんちじゅうそわそわしちゃって仕事になんなかった。

なんか忘れたくないなあと思ったので言葉にしてみようとおもう。
以下つらつらとレポそして感想。曲順はともかくMCの位置などはぐちゃぐちゃだと思う。
セットリスト書いたりしちゃうので、検索でとんできた人とか見たくない方回避してくださいね。


***


開場まで近くのマックでひまつぶし。それっぽい人ちらほら。
整理番号120番台。キャパ300くらいと聞いたのでそれほど悪いわけじゃなかろうと思ったけど、思ったより横幅せまくてステージ低くて!
真ん中くらいの、ボーカルのハタノさんとベース福井さんが見えそうな位置確保。棒立ちライブなのでどさくさにまぎれて、っていうやつは無理そう。
結果、思ったとおりの二人がみえてダイゴマンはライブ中ほとんど存在を確認できなかった。たまに茶色のふわふわした髪だけ。

後ろに男の子二人が立っていた。二人は友達で、それぞれ別のバンドを組んでいるようだった。
ベースの男の子が言った。「泥の中の生活やんねえかなあ」
「やんねえよ」、もう一人のドラマーの男の子が笑いながら言った。
「失業クイーンやんねえかな」「やんねえよ」
ベースの子は一番憧れてるベーシストが福井さんだと言っていて少しおおっと思った。
「俺一番好きなアルバムファミレコかも。東京やんねえかな」
「やんねーよ、しかも東京ドラムねーじゃん」
まあ二人はほかにもいろんな話をしてたわけだけれど、さっきツイッターを流し見てたらその二人の会話を隣で聞いてたって方がいて、その人はつまり私の横にいたあの子かなあとか思ったりしたのだった。

20分くらい待って、暗くなってうわあって感じで、みんな出てくるかと思ったらそうじゃなかった。暗闇の中でハタノさんの朗読が始まった。
これも彼女がいってた「お話」なのかなあ?と思った。
どこか架空のおとぎ話のようで、でも妙なところでリアルをつきつけられる。
胃袋。漂白剤。
しずくが一滴ずつ、ぽたり、ぽたり。
「きみたちがこれから飲み込むたくさんのものたち。ピープルインザボックスは、そんな『選択』の一つでしかありません」
すてきなお話だった。People In The Boxは架空の中に存在しながら、なお、確固たる現実なのだ。


曲は今回のミニアルバムの一曲目からスタート。
どこにもないような変拍子から始まる、いや拍子なんてもうすでに存在しないんだと思う。
そういうメロディーがあり得るっていうのはもちろんわかるんだけど、そのメロディーを三人もの人々が、見事に組み合わせて構成して一つの曲にしてるってとこを唯一だと感じるのだ。
神秘的な響きにのせて辛辣な世界の荒廃を告げているのに、なぜか前向きな気持ちになれる。
だから、一曲目なのかな。

2〜3曲目はおんなじシングルから曲順もそのままに。
ベースのラインと大吾さんのハモリがいいなあと思いながら聴いてたら、次がライブで大好きになったこの曲で興奮。血の味、の掛け合いのところがとても好き。

「寒くなってきましたけどみなさん大丈夫ですか?」
そんな入りのハタノさんの喋りにみんなくすくす笑い。少なくとも私は「なってきたんじゃねえよだいぶ前からだいぶ寒かったよ」と思ったのだけど、
「あれ、そうか今日ってあったかかったんですよね。そぐわないこと言っちゃいましたね」

箱についての話。大吾さんが、「後ろの人よく見えないね。俺たち的には前がちょっと遠いから後ろにぐっとなってる」といえば、
ハタノさん、「なので今からみなさん、背の順に並び替えてください」。

横浜っていつぶりだっけ、という話も。
近くの男性が「アンキー(unkie)!」と声をあげ、大吾さんも近くのお客さんに聞いたのか「そうかーGhost Appleかあ」と言ったのに、ハタノさん、「嘘つけ」。
でもすぐそのあと上目使いで考え込んで、
「あ、でもそっか。そのとき以来だから、ワンマンは初めてなんですね。ということは、僕がシューマイを食べたのも二年ぶりということだ」。

4曲目。新譜から。
福井さんが地元で録ってきたというセミの声がないのが、ちょっとだけ物足りないような気もしたけれど、どこか懐かしい、もの悲しさの中から立ち上がる明るさは、ライブでもそのまま。
ピープルのライブで手拍子たたくなんて、すごい稀有な体験なんじゃないだろうか。ハイホー!
5曲目は先日のライブでもやってた曲。そのときもかっこいいなと思ったけど、ほんとにライブで聴くほうが何倍もすてきだし、こないだよりもさらに良くなってた。
出口は盗んだ、と歌われて、とじこめられてしまったような気にも。

6曲目。イントロでうっ?と詰まる感覚。それでもうわあ好きな曲だあと思ったのだけど、歌の入りまでずれた時点でハタノストップ。「今のミスは完全に僕のせいです」、顔がほころぶ。
もっかいやろっかー、と、にこやかな雰囲気で入り直し。録音時はベースが旧メンバーだった曲だから、なんとなくベースラインを聴いてしまう。

この曲はお友達が「ピープルの中でも、ヨーロッパやJFKとはまた違った意味で特殊な気がする」といっていた曲で、私はその理由を考えて「四拍子だからじゃない?」と言って彼女にも納得してもらったんだけど、よく考えなくても四拍子で最初から最後まで通す曲は、数少なくとも他にもある。
だからやっぱり考えていたのだけど、それでも理由は拍子じゃないのかなって気がする。普通のピープルの曲だったら「そこは詰めて3拍、2拍でいくっしょ?」ってとこでちゃんと小節終わりを待つんだよね。
もっと音楽的用語があるのか分からないけど、拍子ありきの作曲になっているところが、不思議な感じに聞こえるんじゃないかなあ。

大吾さんのMCは絶対やるだろうなって思ってた掛け声から始まった。
「シティゾゥンソウル!」「ハイっ!」
「シティゾゥンシティゾゥンシティゾゥンソウル!!」「ハイっっっ!!!」
大吾さんの声は大吾さんが叩くドラムの音とよく似てる。鋭利な形をしてるんだけど先は丸みを帯びてて、すっと届いてくる気がする。
「一番遠くからきたって自信ある人手をあげてー!北海道のひとー!沖縄のひとー!鹿児島のひとー!!」
誰も手を上げない。そしてハタノさんが声を挟む。
「でも、もしかしたら、『架空の国からきました』みたいな人もいるんじゃない?」
「なるほどー!はい、ではその『架空の国』の国名は?」
ダイゴマンむちゃぶり。
「はい、えーと、、『シューマイランド』。
 ……ええ、今のは35点」
自分に甘いハタノさんであった。

「俺もうこれ以上しゃべんない。これ以上しゃべると下ネタしか出てこないから」
唐突な宣言をする大吾さん。「あ、でも俺ほんとは下ネタとか大っ嫌いだからね!ね、そうだよね、証明して!」
また無茶ぶられたハタノさん。でも、とても神妙な顔つきで、「本当です」。
そして、「本当は、一番下ネタが好きなのは僕です」。そんな告白をしてくすくす笑う。
「んで、二番目は健太だなー」
話を振られた福井さん、今日初めて口を開くかと思ったけど、ちらりと見もせずに楽器に夢中。聞いてすらいるのかいないのかの華麗なるスルー。お見事。

新譜から一曲やると前おいての7曲目。
とてもシンプルだけど、一つひとつの音の際立つ様がとても複雑だなあと思う。
8曲目は王道のあの曲、と言いたくなるのだけど、このバンドにおける王道ってまったくなんなんだろう。

そして9曲目。正直、これが一番聴きたい曲だった。
お友達に「ライブがとてもいいの」と言われて、でも当分聴けないだろうなあと思っていた曲で、もう出だしですぐわかった。とてもわくわくして手をぎゅっと握りしめてしまった。
そして、予想以上だった。知ってるはずの展開が、まったく知らない世界のような顔をして目の前に広がって、めまぐるしくて翻弄されて、どこか連れ去られてしまいそうなくらいだった。
あの爆音の中に、もう一度だけでもいいから、突き落とされてみたい。
そう思ってしまう。

また、箱の話。
「後ろの方の人、俺ちゃんとよく見えてるからねー!」、大吾さん。
「乱視だからねえ、コンタクトが一か月分で1万円くらいすんのよ」。えー!
「だからね、そんな乱視に似合う曲をやります。」

10曲目。ごめんなさい、この曲だけ、聞いてる最中には曲名がでてこなかった。
曲のイメージが「青」すぎて、あのアルバムの中でエアーポケットになってたかも。
ああ、でもこの曲の最後2行の歌詞がとても好きなの。また聴きたいなあ。この曲だ、ってわかりながら聴きたい。
11曲目。ここらへんからドラムに心臓支配されてきた。
あやしげな雰囲気はそのままに、でもライブだとまた違う魅力があるって感じがしたな。会場の温度もどんどんあがっていった。

大吾さんのグッズ紹介も。
Tシャツのことは「ぽこぽこしてるなんか気持ち悪いやつ」と。うん…そうだね…
あとポーチについては、「みなさーん、ブログは見ましたかー?」みんな、げらげら笑う。
だってブログに載ってたポーチの使い方紹介、めちゃくちゃなんだもの。
ツアーグッズじゃないけど、ステンドグラスのキーホルダーは買った。惜しげもなくiPhoneにぶらさげている。
たまに飲み会の席に携帯ごと忘れそうになって、「ピープルじゃん」と言ってもらえたりする。

12〜13曲目はそれぞれアルバムの1曲目を連続で。
雰囲気はまったく違うけれど、どちらもわくわくしてきてたまらなくなる。終焉に向けてのラストスパートといったところ。

書きそこねたMCかいておこう。
大吾さん、たしか手をあげる流れのときにこんなことも。
「男子おおいねー!男子手をあげてー!」
当の男子はライブ前「女多いなー」とぼやいていたのだが。
しかしそこでちっとも手があがらない。「手をあげる人少ないね?……あれひょっとして」
「ちょっといけないところに踏み込んじゃったかもしれませんね」

大吾さん他にも。
「ねえ、あと一つだけ言っていい?昨日お願いランキングみた人いる?」
しかし見たと手をあげたのは女の子一人だけ。
「うそでしょ!もっといるっしょ!でね、何が言いたいかっていうと、おねランに昨日でてたシューマイ弁当が今日の俺たちの昼ごはんだったよって話ー!」
結局シューマイか!

14曲目。この日初めてFamily Recordから。言い方変かもだけど、真っ当な選曲かと…対バンでレテビーチやってたのよりよっぽど!
間奏部分のうねる感じがとてもよかったなあ。好きだ。
そして15曲目、新譜より。打って変わって、音の輪郭が鮮明に。
ライブで聴くのは三回目だけど、どんどん深みが増してる感じがする。最初はさらっとしすぎかと思っていたけど、そんなことを言いながら曲調にだまされてる間に、高みへとのぼらされてしまったみたい。

そして最後伸びた音からの、聴きなれたあのイントロ。16曲目。
CDとはまた違うテンポの取り方とかカウントとか、わーってなる。とにかくベースかっこよすぎる。
とにかくこの曲でピープルにぐっと引き寄せられたというのがあるので。
そんな曲を何度も何度も聴くことができて、ほんとに幸せだなと思う。

ラスト。17曲目。
アルバムのラストの曲だから、もちろん一枚をきれいに収める力を持っている曲なのだけど、それだけじゃなくて、これはこの一曲で完結している世界だなあという気がとてもする。
出だしの歌詞がとても印象的だ。「広い荒野に、汽笛だけが響いている。」
一回聞いただけで惚れ込んじゃった曲はこれだけかもしれない。この一文が、そのくらい、内包している。
あえてたとえる必要なんてないんだと思うけど、でもこの曲を聴くと「世界の終り」のことをいつも思い出す。あそこも、きっとこんな場所だったに違いない。
コーラスが織りなす不協和音が、この世界の終りを告げる。
軋む響きが、なぜだかとても心地よかった。


アンコールは出だしでこけた。ずるずる転んで三音目でストップ。
今日二回目のハプニングにけらけら笑う客席。とハタノさん、「うるせええー!」
「間違えてなにがわるい!」、開き直る様がかわいい。
そんなことをしておきながら、「二度とは許せない」なんてさらりと歌ってどきっとさせられるんだから、なんというかもう完敗だと思う。

アンコール2曲目。すぐに何の曲だかわかって、アンコールには似合わないんじゃ?なんて思ってしまったけど全然そんなことなかった。なんというか、かっこいい。赤と緑の照明がちかちかしてるのもうれしい。
そこからの3曲目。
私は知らなかったんだけど、どうやら久しぶりだったみたい。
今日がたとえどんな日だったとしても、「今日は君のバースデイ」なんて歌われてしまったらもう。
最後の一節は絶叫だった。ああ終わりなんだな、って、すごく満足に浸れる響きだった。



1. 沈黙
2. 笛吹き男
3. 市民
4. 親愛なるニュートン街の
5. 見えない警察のための
6. ペーパートリップ
7. 技法
8. 犬猫芝居
9. 冷血と作法
10. ブリキの夜明け
11. ニコラとテスラ
12. 月曜日/無菌室
13. はじまりの国
14. スルツェイ
15. ニムロッド
16. 旧市街
17. 汽笛

18. 日曜日/浴室
19. ベルリン
20. バースデイ
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最近読んだ本(10〜23日) 9(21)


・深夜特急1/沢木耕太郎
・深夜特急2/沢木耕太郎
・しゃべれども しゃべれども/佐藤多佳子
・プリンセス・トヨトミ/万城目学
・カラフル/森絵都
・きみはポラリス/三浦しをん
・深夜特急3/沢木耕太郎
・深夜特急4/沢木耕太郎
・アカネちゃんの涙の海/松谷みよ子

観たり読んだりなんだからみたものも書くべきか。
9mmとピープルの対バンライブにいきました。あとおりらじとかも。



同期と飲んでたときに、30歳くらいの男の子に何気なく「これまでなにしてたの」って聞いたら、彼ではなく周りから「Kさんは旅人だったんだよ」というのが聞こえた。
「そうなの?どこいってたの?」
「中国。自転車で。あといろいろ」
「Kさんは世界一周してたんだよ」
「そうなの?ほんと?」
「いや正確には一周じゃないけど。中国からヨーロッパのほうまで」
「なにそれ!自転車で?」
「いや、自転車は中国だけ」
「で、そっか、そのあとヨーロッパまで行ったんだ。
 なにそれ、深夜特急?」

『深夜特急』というワードを出した瞬間、周りの男の子たちから雪崩のように言葉が飛んできた。
「深夜特急いいよなー!」
「え、深夜特急読んだの?」
「うん、今ちょうど読んでるの」
「映像みたことある?」
「映像なんてあるの?みたことないよ」
「いやあれは見たほうがいい。いや、貸すから見なさい」

というわけで文庫で4巻まで読み終わりました。


***

HIMEHAZIMEはとりあえずひろってきたセトリ。
考えるのあとまわし。

People In The Box
1.旧市街
2.市民
3.レントゲン
4.沈黙
5.技法
6.ニムロッド
7.木曜日
8.レテビーチ
9.笛吹き男
10.完璧な庭
11.天使の胃袋
12.ペーパートリップ
13.ヨーロッパ

9mm Parabellum Bullet
1.Wanderland
2.Survive
3.Cold Edge
4.Vampirgirl
5.Termination
6.Face to Faceless
7.光の雨が降る夜に
8.The World
9.キャンドルの灯を
10.カモメ
11.新しい光
12.Black Market Blues
13.The Revolutionary
14.Discommunication
15.Living Dying Message

両方とも最初と最後の曲が好きすぎるのきてうわあってそっこうとんだ。
あああああ
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えいいどくしょちゅう
最近読んだ本(8〜9日) 5(12)


・ほかならぬ人へ/白石一文
・鉄の骨/池井戸潤
・漂砂のうたう/木内昇
・天地明察/冲方丁
・贖罪/湊かなえ


ほんとはこの休みは勉強する予定でしたが、本なんて読みたい気分のときにかぎるので一気に。
どれもこれも面白くて父さんの本棚はなかなかたのしい。

「鉄の骨」を父さんが勧めてくれたときのやりとりを記そうと思ったのだけどいまバックで9mmが流れてるのでどうにもむりでした。
どんなに好きな音楽でも、あるいは興味のないものでも、私は何かが流れているとどうにも文章を書いたりといったことができなくなる。
テレビとかもついてるとすぐ消しちゃう。
とは言いつつ、いまこれはあいかわらずTriggerなんぞを流しながらなので、文章の種類によって、ということになるのかな。

最初の二冊は、私が社会人になって働くようになったので、その分面白みを感じる部分が増したような気がした。たぶん今まで読んだことのある本を読み返したら、そのことがもっと明確になるかもしれない。
「鉄の骨」は「下町ロケット」よりも最後の勢いとひっくり返し方がよかったなあ。そこまではふつうに面白かっただけなんだけど、ラストのスピード感はなかなかのものだった。

「漂砂のうたう」と「天地明察」は両方とも賞をとった時代小説で、べつに並べて読んでみようと思ったわけではないんだけどそれぞれ違った味わい深さが。
というか正直に言ってしまえば、私は日本史ちゃんと勉強してないしあんまり興味もないから時代小説というのはどうにも苦手で、前者もしっかり読み切れたかと聞かれれば自信はないけど、ちょこちょこわきあがるあのぞわっとした感じとそれがラストにえいっと昇華されて美しいものになっちゃう感じがとてもすてきだなと思った。
後者の「天地明察」は逆に、さすが本屋大賞といった感じの読みやすさとエンターテインメント感が。スケールの大きい話を語り口と登場人物のキャラクター造形であっさりさらっとまとめつつも、はみ出してしまうような感慨深さが一筋縄ではいかせないという感じ。

「贖罪」もおもしろかったよー。弟に読んでるとこ見られて「あ、気色悪いやつだ」といわれたけどそんなことあるかな?私たぶん「告白」のほうを読んでないのでそっち読んでみたい。東野圭吾は好き嫌いありつつおおむね苦手でこの人のも同じような感触があったのだけどどうだろう???


たぶんあと10冊くらいこの調子で読めるとちょうどよく読書に飽きると思うんだけど、社会人って世知辛いなあ。明日からまたしごと!
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スタートダッシュ
最近読んだ本(1〜7日) 7


・失われた猫/森博嗣、佐久間真人
・戸村飯店 青春100連発/瀬尾まいこ
・幸福な食卓/瀬尾まいこ
・リビング/重松清
・小暮写眞館/宮部みゆき
・ふがいない僕は空を見た/窪美澄
・神様のカルテ/夏川草介


最初の一冊は絵本?だけれど、まずは一日一冊ペース。
今日は三冊一気によんだので頭の中わりとシチュー。

めも。
「猫の建築家」も手に入れたい。もうすこし、きちんと向き合うこと。
瀬尾さん、幸福な食卓だけでなくこちらもよかった。帯にひかれたかいはあった。
(あの一冊だけかとおもってたけどそうじゃなかった。よかった。)
幸福な食卓はバイブル。何冊目かの。
重松清の「鼻につくかんじ」(今アマゾンレビュー読んでたらだれか書いてた)、
はわからんでもない。
宮部さんは、これもよかったけど、やっぱステップファザーステップよみたくなっちゃった。
ミステリもすきだけど、この人のかく兄弟がすきなのだ。
ふがいない…、いろいろ裏切られました、よいほうに。
神様のカルテも同様。森見さんのような爽快感。


もってる本に★マークでもつけようとおもったら全部についてしまった。
自分のは最初の三冊、あとは家にあるの。
幸福な食卓はたぶん二冊ある。
本を買うとき、勇気がいるから、ぜったいにすてきだとわかっているものもほしくなる。
どうせいつかは出ていくんだと思っているから、そのときに持って行けるよう備えている。
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今年のものは今年のうちに
最近読んだ本(〜31日) 8(48)


オーダーメイド殺人事件/辻本深月
キッチン/吉本ばなな
困ってるひと/大野更紗
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上/村上春樹
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下/村上春樹
ちいさいモモちゃん/松谷みよ子
モモちゃんとアカネちゃん/松谷みよ子
九月が永遠につづけば/沼田まほかる



ぎりぎり50冊いかなかったなー。
あと、覚えているなかでは、「蠅」を読んだ。横光利一、
わかる、とは言わないが。でもわかるきがした。繰り返したいとおもう。

本を読むより、音楽をきいていたかも。

モモちゃんの文庫を本屋でみつけておもわずかってしまったのだけど。
単行本のほうもいまだに本棚にはいっていると思う。
こんなに読み倒した本もないかもしれない。読み倒す、というか、なめまわす?
六冊すべてのページにわたしの手型とかいろいろついてるとおもう、あとページのはしっこびりびり。本とはそうやって読むものだと思ってたのです。あいする、とは。

古いおうちも赤ちゃんのいえも森の中の丸太づくりの新居も、ぜんぶ紛れもない確固たるイメージで浮かび上がった。雲にのぼる列車も、靴になったパパも、灰色のシニガミでさえも。
それは不思議な感覚だった。
幼い頃の自分が作り上げた風景が、単語ひとつで、堰を切ったように流れ出す。一つの言葉が、十も二十も意味を持つのだと。



来年はやはり、もうすこし読みたいです。
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中間報告
最近読んだ本(〜30日) 3(40)

下町ロケット/池井戸潤
さよならドビュッシー/中山七里
道頓堀川/宮本輝


最近みたもの

時計じかけのオレンジ



「時計じかけのオレンジ」、だいぶ前からみようみようと思ってたんだけど、ようやく。
とてもぐいぐいきたし、カラフルだった。観てる最中弟が一人リビングにふらふらやってきたので「変態的だからあまり強くはすすめないよ?」と言ったのだけど、しばらくは一緒に観ていた。
敦彦さんがこれを好きだというのはわかる気がするなあ。いまだに、というのも。
映画というものはもうすこし、いろいろみていきたいとは思っている。

「下町ロケット」、さすがの面白さでした。エンターテインメントだなあ。
「さよならドビュッシー」は語り口が最初ぜんぜん好きになれなかったんだけど、やはり評判のよいミステリだけあって、最後にはああそれすら複線だったのか?と疑ってしまうほど。華麗だったとおもう。
最後のさいごでタイトルにうんうんうなずくというのも、ありがちながらけっこう気持ちのよい体験。

「道頓堀川」、一回読んで、んーと思ってもう一回読みました。そしたら、なんだろう、色が付いたというか、景色が立ち上がったというか。自分でどこが好きというのは難しいのだけど、好きだし、どこを好きだと思ってるのか気になるなあ。
うん、もう一回くらいと思っています。何度も読むと、そのたびに違うイメージというか、最初は紙に印刷されたただの平面だったものが少しずつ盛り上がって立ち上がっていくっていうのがとても楽しい。


「金魚と林檎とココア」、何箇所か甘いなあとは感じたけど、それは置いといて、この人の書くものをもっと長く読んでみたいな、読んでたいなと思いました。
ここからさらにつながって重なって練りあがって、もっと長い物語になっていくんだろうなっていう。もちろん、それはただの可能性のひとつに過ぎないんだけど。もしかしたら、すでにもっとちゃんとしたプランがあるのかもしれないし。


(書きながら思った仮説というかメモ。
純粋に「できあがったもの」をみてほしいのであれば、私のようなあり方は邪魔でしかないということ。距離感。絶対的断絶。それは舞台だけじゃなくって、すべてのものに共通するということ。)
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現状と希望
最近読んだ本(〜28日) 8(37)



SPEED/金城一紀
レヴォリューションNo.0/金城一紀

対話篇/金城一紀
しをんのしおり/三浦しをん
神様がくれた指/佐藤多佳子
途方もない放課後/鷺沢萠
人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ
青が散る/宮本輝



最初の二冊は、最近じゃなくて、四月に読んだやつ。
弟の誕生日に買ったげて、自分でも読んだの忘れてた。

「途方もない放課後」という響きが好きだ。
好きなだけじゃなくて、そのエッセイの中で、それにまつわる部分も好きだ。
ということを何年かぶりに読み返したら思い出した。
自分が何によって形作られてるのか、とそういう話なんだけど。

「神様がくれた指」はまさか職業詐欺師の話だとは思わなかったけど(詐欺師じゃないけど、スリだけど)、なんだろう、妙に懐かしいというか。懐かしいってのも変だなあ、なんか既視感というか。
プロについて、ということであれば、銀色さんのあの話を思い出す。……みたいな、あまり人に親切でない自分のためだけの覚え書きも付け加えておく。

「人のセックスを笑うな」はやっぱ面白いよね。文庫の後ろについてる解説とか。
解説でふふんと思うことってあまりないから、面白いとけっこう覚えている。
このお話で言いたいのは、私はえんちゃんがとっても好きだってこと。こんなにあっさりした速やかな描写で、私の好みどストレートな女の子描いちゃうとこがすごいと思ったのだ。
、と思ったらえんちゃん蒼井優がやってたんだねえ。きっと記憶のどこかにはあったのでしょう。

宮本輝は初めて読んだ、記憶がたしかなら。
最後のとこがとっても好きだった、まさか「無くす」話だと思わなかったよ。
そして、人間の駱駝。

物語は「失う物語」と「手に入れる物語」、あと「完結していない物語」の三つに分かれてるんじゃないかという仮定。



同じ物を同じ時に、みてみたいな。
今までかぶってるものはあるし、かぶらせていくのも楽しいけれど、そのうちそういう贅沢なことをしてみたい。
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来たるべきときにそなえて
最近読んだ本(18日〜24日) 6(29)


そういえば、びっくりすることがあって、市民図書館で借りた「オリエント急行の殺人」を電車の中で開こうとしたらしおりが挟まっていて、あれ、私こんなの挟んだ記憶ないなあと思いながら引っ張り出してみたら1000円札だった。


風に舞いあがるビニールシート/森絵都
ウェルカム・ホーム!/鷺沢萠
夢を見ずにおやすみ/鷺沢萠
帰れぬ人々/鷺沢萠
ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
ビューティフル・ネーム/鷺沢萠



森さんの短編集は、その中の一つだけ、なぜか読んだことあるお話があったなあ。
野球のはなし。あれ好き。
タイトルの「風に舞いあがるビニールシート」は、なんとなく想像してた話と違ってびっくりした。驚いた。思ったより自分に「近かった」とこにある話だった。
私はビニールシートをつかまえようとしたことはないけど、でも、たくさんのビニールシートが飛ばされていることは知っていて、私の周りにはそれをしっかり自分の問題として考えてる人がたくさんいた。
そういう人のことを「現実を切り取る人」と呼んだことがあった。

鷺沢さんのことはたしかうちの母さんが教えてくれて、2004年くらいに史上最年少の芥川賞作家だなんだかんだやってるときに、「最初は鷺沢萠なんだからねー」となぜか憤りながらしゃべっていた気がする。でも聞いたときにはすでに、あの子もあんな風に死んじゃってさ」と付け加えていた気がするから、もうちょっと後の話かもしれない。あ、同じ年のことなのか。
「ウェルカム・ホーム!」は好きだ。救いのある、家族の話は、大好き。
あとはやっぱり、東京の東のほうの工業地帯だとか、町にあふれかえるニューカマーの人々だとか、そういうのも。

ペンギンはかわいかった。私あのお姉さんになりたい。



ちょっとあんまりいつまでも続けていても良いことないので、50冊か、100冊くらい読んだら一旦やめちゃおうかなあと思っている。
昨日ひさしぶりに上野千鶴子とかマルクス主義とか右とか左とか川崎の労働者階級の話をしたので、来たるべきときにそなえて、また勉強しなくちゃなあとか思っている。
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切実感、について
最近読んだ本(8日〜17日) 7(23)


黒猫の三角/森博嗣
オー!ファーザー/伊坂幸太郎
ηなのに夢のよう/森博嗣
国境の南、太陽の西/村上春樹
サマーキャンプ/長野まゆみ
目薬αで殺菌します/森博嗣
いつかパラソルの下で/森絵都


あとマンガもいくつか読んだ。封神演義を完全版で13巻くらい、ホスト部を全18巻、あとニューヨーク・ニューヨークもぜんぶ読んだ。
けっこう全部使い果たしたー。
なんだろな、「これ今だから感じる気持ちだろうな」って感情たくさん。


伊坂さんのこの話は、さらっとしてたけど好きだった。
父親4人のいいとこをそろって受け継いだ主人公の男の子は(名前わすれちゃった)、一見完璧なように見えるけど、すっごい大切なものが磨かれずにまだ原石みたいに残ってるんじゃないかなって気がする。
あと、最後の、どうしようもないくらい切ない風景と、母さんの存在感が好き。

「国境の南、太陽の西」は今まで知らなかった読まなかったことが不思議なくらい、切実なお話だったなあと。スプートニクの正反対だ。スプートニクは全部を手に入れたけど、この小説は全部失う話だと思った。
二回目読み返してる途中で図書館かえしちゃったから、ちゃんと手元においとこう。それともうちにあるかな。

「サマーキャンプ」はとくになし。あの、すっごい前に読んだからよく覚えてないけど、「エディプスの市」と似た風景を感じた。なんだろね、人間味、と一言でいってよいのかわからないけど、それの感じられないものが私はとても苦手らしい。だからといって嫌いなわけではない。

森さんはまた最近たくさん読んでるけど、ううむ、広がりきった世界が少しはおさまりかけているのか?「この世に存在しないもの」「しがたいもの」をリアリティをもってえがいているところがすきなのだ。「1Q84」の感想文(なんて言わないんだろうな、評論だ)、でそんなのを一つ見かけたことがあるけれど。あの蛹だか繭だかにたいするやつ。そういえばBOOK3まだ読んでないっけ。

「いつかパラソルの下で」はぱらぱらと読んでいたら、でてくるおじさんにいきなり、「佐渡の相川って知ってるか?」と言われてしまったのでとてもびっくりした。そう言われても本を閉じなかった私は、そのおじさんとではなく三人の兄妹とその親戚たちと、小学校やら高校やら、山登りやらイカ祭りやらをめぐるツアーに巻き込まれるはめになってしまったのであった。うん。
この人は長編より短編のほうがきらきらするんじゃないか、という今のところの感覚。


うーん、語る言葉を持たない、というか。
私は基本的に甘えているし、臆病者だし、戦いたくないし。
それでも一つ、口に出そうとすると、そこにはとんでもない、なんだろう、信念というか確信というか、が、ないと言葉にできない。
直さねば?成長しなければ?
みたいなことを「ニューヨーク・ニューヨーク」を読みながら思った気もするんだけど、もしかしたらまったくの思い違いかもしれない。
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観たり読んだり
最近読んだ本(〜7日) 16

砂漠/伊坂幸太郎
まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
有頂天家族/森見登美彦
BAD KIDS〜海を抱く/村山由佳
スプートニクの恋人/村上春樹
ノルウェイの森/村上春樹
海辺のカフカ/村上春樹
城/フランツ・カフカ
一瞬の風になれ/佐藤多佳子
サマータイム/佐藤多佳子
晩年の子供/山田詠美
ひざまずいて足をお舐め/山田詠美


いつも三日坊主に終わる記録をまたつけてみる。
今回読んだのはたぶんここ二ヶ月くらい。その前は英語の勉強してたけどちょっと村上春樹あたりからペース崩されて中断中。本読むの飽きたらまたやる。
今年でいうと、頭のあたりで森博嗣をまたお友達から借りて読んでたりしたから、でも8冊は読んでないから、ちっとも読んでないなあ


「砂漠」は伊坂の中でいちばん好きなので。読み返したら私はもう大学生じゃなくなっちゃったから、あんまりぴりぴりしなかったけど。主人公の、自我がとっても強いのに他人をちゃんと愛せるところが好き。鳩麦さんばかりではなく。
「まほろ駅前」はたぶん映画になったって聞いたからまた読んだんだと思う。油断させつつ、たまにぐっとくる表現が強い。

「有頂天家族」は私なにがこんなに好きなのかな。京都かな、狸かな。極上のファンタジーとしかいいようがないので語彙力のなさがくやしい。偽叡山列車乗りたい。偽電気ブラン呑みたい。井戸の底で一人っきりになりたい。
BAD KIDSは本編とこっちとどちらも好きだけど、でもなんだろうね。わかんないけど、海とか、思いっきりすっぱい夏みかんとか。たぶんそういうの。前よりは冷静に読める。

スプートニクは救いしかないから好き。そんなこと言ったらミュウが悲しそうに笑うかな。ノルウェイの森はあと十回くらい読みたい。
ハツミさんへの、「あの人ならもっといい選択ができたはずなのに」、って、死んじゃったってことも含めてなのかな。

大学一年のときにとってた文学の先生が言ってた。
「一つのお話を三十回読んであらすじを書いたら、それがあなたの解釈だ」。
その先生も、先生の先生から聞いた、と。

カフカはやっぱり私にとっては森だった。
とまあそれは置いといて、海辺のカフカを読んだから、何の関連もなくフランツカフカに手を伸ばしたんだけど、「城」はおそろしいほどたいくつ。ああいう人間をえがいたってことが重要なのかなー。あと、仕事するうえで反面教師だと思った。何回かチャレンジして今回はじめて読み通せた。

「一瞬の風になれ」はあらためて、ほんとにすてきなお話だとおもった。ってことを弟に言ったら、「俺あれ読んで、陸上部入ろうか迷ったんだよ」って。私も中学校入ったときは陸上部か器楽部かの選択だったなあ。そこでけっきょく音楽のほうとったから歪んだ。音楽はもともとやってたから、やりっこないことしてたらちょっとまっすぐ走れた気がする。なんて思いながらつい二周も読んでしまった。
「サマータイム」もなんだかんだで二度目?最初読んだときはつらかった、つらいというか痛い。自分の嫌な過去真正面にばん、と。でも、それは薄くなっちゃった。なんだかさびしい。

ちかちゃんの語る小説論はやっぱりしっくりくるなあ。
初めて読んだの、「晩年の子供」だけだ。



せっかく市民図書館行ったんだけど、封神演義の完全版があってつい借りたりしちゃったから、もう次行ったらマンガしか借りれない気がする。ガラスの仮面とかオルフェウスの窓とかブッダとかなんとかかんとかとりあえず一度は読みたいものばっかり
マンガ初めて読んだの5年生のときだったから、やっぱり遅すぎたんだと思う、でもそれより早かったら本ちゃんと読めなかったからいいのかなあ。
でも6年の時には封神演義が一番面白いマンガだと思ってて、今でも全然その気持ちが変わっていないから、これはもうフジリューがすごいのかわたしがばかなのかわからない、
というか、それよりは、本読もうって決めて数年前とおなじ本しか読んでない自分がしょうもない
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